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6・25戦争から60年…

  • 2010/06/25(金) 18:49:09

60年前の今日、朝鮮戦争がはじまりました。日本ではこの戦争を「朝鮮戦争」と呼び、学校でも教えていますが、韓国では6・25戦争(육이오전쟁)や、韓国戦争(한국전쟁)と呼んでいるそうです。今年は節目の年ということもあり、関連する行事が1年を通じて行われているようです。
5月のソウルへの旅では、朝鮮戦争に関連する映画を一本見ました。題名は『小さな池 작은 연못』老斤里事件を題材にした映画です。老斤里事件とは、朝鮮戦争勃発直後の1950年7月、忠清北道永同郡黄澗面老斤里で、政府と米軍の指示で強制避難した住民数百人が、米軍の無差別銃撃で死んだ事件。闇に葬られていたこの事件が明らかになったのは、1994年のこと。避難民の中に北側の軍人がいるという未確認情報をもとに、米軍が下した指令は”Kill them all…”

sensou_60_03.jpg

企画から公開まで7年がかりで制作されたこの映画の出演者は全てノーギャラ。『国家が呼ぶ』でのいい味をだしている、カン・シニル氏や、2008年に肺ガンで亡くなったパク・クァンジョン氏、ソン・ガンホ氏やムン・ソリさん…などなど。映画上映のために、「1フィート運動」のように、有志から寄附を募り、上映にこぎつけたという、多くの人々の真心が籠もった作品でもあります。
映画ではごく普通の平和な村に、ある日突然銃を持った兵士たちがやって来て、自分たちを守る存在だと思った兵士たちに銃を向けられて…。子どもの誕生を心待ちにしていた若い夫婦、将来ある学生、植民地支配を生き抜いた老人、ちょっと口うるさいアジュンマ、体が不自由なハルモニ、そして、子どもたち…。戦争さえなければ、平穏に暮らしていけたはずの人生が理不尽に、残酷に奪われていく様子が淡々と描かれています。500人以上いた住民のうち生き残ったのは、わずか25人でした。

sensou_60_02.jpg

そして…帰国日の前日出かけたのは「戦争記念館」。敷地の中には、戦車や戦闘機が置かれ、道を隔てて目の前は「国防省」。多少の違和感を抱えながら、特別展を見学しました。6・25戦争60周年記念特別展では、写真や当時の資料で、戦争の勃発から停戦までの経過が丁寧に解説されています。当時の暮らしを復元した家屋や、兵士が背負った背嚢(背負ってみることができるようになっている)など…。ふと足が止まったのは一枚の写真。写真に添えられた言葉を最後に紹介します。

sensou_60_01.jpg
엄마 하고 부르면 그러나 되돌아오는 메아리가 되고 말뿐
가고 싶은 고향, 그리운 얼굴들. 전쟁은 모든 것을 앗아갔다.
젖 달라고 조르는 동생은 울다 지쳐 잠이 들고


「オンマ~」と呼んでも、(その声は)こだまになって帰るだけ…
帰りたい故郷、懐かしい顔…戦争は全てを奪って行った
お乳をくれとせがむ弟は泣き疲れて眠ってしまった…

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日本公開は?

torakoさん あんにょ~ん

お恥ずかしい話ですが、このノグルリ(ノグンリ?)事件を知りませんでした。今日本で見られるのでしょうか?ぜひ見たい映画です。
似たような事件はベトナム戦争でも起きていますよね。
最後の写真は涙出ました。この写真で思い出したのは、原爆投下後の長崎(だったと思うんですが・・・)で死んだ弟をおぶって直立不動の姿勢をとる男の子の写真です。

中学生の頃(ン十年前!)から、特攻隊や沖縄戦から始まりたくさん戦争関係の本を読みましたが、「軍隊は国民を守らない」と私は思っています。
朝鮮戦争については、知らないことばかりですが、ちょっとずつでも知っていきたいです。

  • 投稿者: yukippe
  • 2010/06/25(金) 22:35:13
  • [編集]

犠牲になるのはいつも…

yukippeさん
こんばんは♪
『小さな池』…今のところ日本公開の予定はないようですが、映画祭やシネフェスなどで公開されれば、もう一度見たいと思います。
先日韓国語教室で、この映画の話をしたら、結婚して20年日本にいる韓国人のソンセンニムjはこの事件のことを知りませんでしたが、その代わりに、済州島の4・3事件の話をしてくれました。
そのソンセンニムは済州島出身で、事件が世の中に知られる前から、ハルモニに聞いて真実は知っていたことや、虐殺された人たちが済州島の空港の滑走路に埋められていること…。
いつも犠牲になるのは子どもたちだということを、写真は物語っていますね。

24日の夜行われた、リュジン・フォーエバーの夜食差し入れイベント。私を制作発表会に連れて行ってくれた、Bluejinさんの奮闘で、無事リュジン氏とスタッフのもとに差し入れ(チキン)が届けられたそうです。
撮影スケジュールがものすごく厳しくて、最終の撮影は月曜日まであるとか…(すごい~)
リュジン氏は制作発表会の時よりも更に痩せていて、TV映りはいいけれど、実際にお会いするとかな~り痛々しくて、漢方薬を差し入れたくなったとか…
でも、ドフン役が好評で視聴者からの反応が良いのが嬉しくて、公式HPやカフェも見に行っているそうです。『国家』の撮影を終えたら『余裕満々』で見せてくれたように、チャニョン君とチャノ君と遊ぶ優しいアッパーに戻って、しばらくお休み?させてあげたいな~(でも秋には絶対ドラマの撮影してくださいね~)

  • 投稿者: torako
  • 2010/06/26(土) 01:26:35
  • [編集]

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