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「風の絵師」第2画 ソアメンホド

  • 2009/08/09(日) 23:59:59

바람의 화원 제2화 송하맹호도
風の絵師 第二画 松下猛虎図

ユンボクが外遊冩生で、偶然、貞純王后の密会現場を描き、図畫署が犯人捜しで大騒ぎしている頃…平壌に追放されているキム・ホンドは妙香山で虎と格闘?していました。妙香山は平壌から北に160キロ、平安北道にある名勝地です。実際妙香山で撮影することはできないので、全羅北道扶安郡の直沼瀑布 직소폭포 で撮影されたそうです。(シベリア家過去記事より)

fawon_ep2_01.jpg

ソウルオリンピックのマスコットが虎の「ホドリ君」だったように、チョウセントラは古くから朝鮮半島に生息していたシンボル的動物。今では絶滅危惧種で韓国では動物園でしか見ることができません。

fawon_ep2_02.jpg

虎は東洋絵画では伝統的な画題。特に朝鮮では虎が最も強い動物、勇猛さの象徴としてよく描かれました。問題は絵師が実際の虎を見て描いていたのか…?日本では虎は野生では生息していなかったので、絵師は中国や朝鮮半島の絵画を手本に描いていたようですが、18世紀の朝鮮半島北部ではキム・ホンドのように実際に虎を写生することができたのかしら…?(深く考えても仕方がないことですが…)

fawon_ep2_03.jpg

ドラマでは、キム・ホンドは、妙香山で虎を追いかけ(追いかけられ)ながら下絵を描き、漢陽に帰ってきてから、久しぶりに再会した正祖の前で完成した虎の絵を披露していました。

fawon_ep2_04.jpg

実際に写生して描かれた…という設定でも皆が納得するほど、キム・ホンドのこの絵は写実的に生き生きと虎の姿が描かれています。

fawon_ep2_07.jpg
송하맹호도 松下猛虎図
단원 김홍도 檀園 金弘道 作
비단에채색 絹本著色
90.4×43.8センチ
호암미술관 소장 湖岩美術館 所蔵

画面左下に士能(사능:ホンドの字は子能)というホンドの落款があり、画面右上には豹菴畫松(표암화송)という款記があります。「豹菴」はホンドの師である姜世晃 강세황 カン・セファンの号であることから、従来、虎はホンドが、松はカン・セファンが描いたと考えられてきました。しかし、最近の研究では、松を描いた絵師は、その筆法から、ホンドの友人で同じ図畫署絵師の李寅文 이인문 イ・インムン(ドラマにも出演しているホンドの友人の絵師)ではないかという説も出されています。

虎が何ものかに気づき、歩みを止めて振り返った瞬間を切り取ったこの作品、「静」を描ききることで、「動」を見事にあらわしています。細密に描かれた毛並みの素晴らしさ、どっしりと横たわる老松から一枝、虎に向かって伸びる若枝が、虎の躍動感をさらに際だたせ、巧みな空間処理とあわせて、絵師の非凡な技量をあらわしているようです。

(テキトー美術評論 by torako)

fawon_ep2_05.jpg

ドラマでは、右上の款記は省略されていました。後筆という解釈でしょうか?正祖に絵を見せるホンドの様子から見ると、松も含めてホンドが描いた設定になっているようです。これらのシーン、虎を写生して滝壺に落ちるパク・シニャン氏の凄まじい演技(しつこいようだけど、これがちょっと苦手)と合わせて、ドラマ冒頭で視聴者を引き込むに余りある効果的な演出でしたね~。

fawon_ep2_06.jpg
私が李寅文 이인문(イ・インムン)です~
1745~1824年以降
キム・ホンドとは姻戚らしいので
結局ホンドはインムンの妹と結婚したのかしら…?

※表題の「第2画」は絵の順番です、話数とは関係ありません。このシリーズ(何回続くかな?)かなりマニアックな記事になりそうですが、torakoの趣味の世界にしばしお付き合いくださいませ~。(1000万回が近くなったらそちらに気が行って、挫折するかも知れませんが…)

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この記事に対するコメント

こんにちは

リアル視聴で観てました
(といっても、2つのドラマを掛け持ち視聴だったので、流して観てました)

絵がとても綺麗なドラマですね
ムン・グニョンの目がクリクリしていて・・・

今、全州についてお勉強中です
宿がまだ決まってません・・・
でも、なんとかなりそうです
(今回は、モーテル体験するかも?)

  • 投稿者: M
  • 2009/08/10(月) 08:25:26
  • [編集]

そうそうインムンさん!

今日は~又ちょこっとお邪魔させてください~。

このイ・インムン役の方にちょっと↑です~
妹役の女性もきれいでいいですね、「黄金新婦」の
チャンウィさん役の妹役でこの時も良かったです。
ホンドのお嫁さんになるのかしら。

ocb管理人には叱られそうですが、朝鮮画について
非常に見事に描かれているドラマなのにホンド役の方
の雰囲気からしてユンボクとのメロの雰囲気に浸れません。

ここまで「絵」を通して正祖を探求したのならもっと
突き詰めて欲しかったとその辺の中途半端さがもどかしい
です^

小説本を読むとまた違った面白さがあるようですが
どうもそこまでの真面目さも持ち合わせない自分です^

  • 投稿者: ムンシン有り
  • 2009/08/10(月) 16:19:47
  • [編集]

全州~モーテルは安くて便利?

Mさん
こんばんは!
リアル視聴でご覧になったんですね~
私は字幕なので、細部に目が行く余裕があるのかも…
ロケでの自然の美しさといい、出てくる絵画のリアリティといい、こんなドラマがあったんだ!と毎回驚きながら見ています。
全州~古い韓屋が保存されている地区があると聞いたことがあります。
うむむ…それとビビンバ?
モーテルは予約なしですよね。
地方都市はソウルにないワクワク感がありますね~

  • 投稿者: torako
  • 2009/08/11(火) 00:27:03
  • [編集]

師弟物語?

ムンシンさん
こんにちは!
こちらではおひさしぶりです~
mebako家の過去記事にもおじゃましつつ
かなり遅れて、突然盛り上がっています

インムンさん…さりげなくて目立たないけど、重要な役ですね
(本当の)イ・インムンの履歴を見ていたら「姻戚」とあったので
最後は彼の妹がホンドの面倒を見るのかしら…?

中盤まで見た限りではシニャン氏とグニョンちゃん…全くメロな雰囲気は感じられませんね。
私の目にはグニョンちゃんは少年にしか見えないし、シニャン氏は保護者にしか見えません~

絵師の師弟物語とすれば、それでいいのか…とも。
でも、後半はまた雰囲気が変わるのかしら?
とにかく絵は見事!のひとことです。

  • 投稿者: torako
  • 2009/08/11(火) 12:10:49
  • [編集]

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