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抒情の力『空と風と星の詩人 尹東柱評伝』 その1

  • 2009/04/18(土) 11:48:17

先週末、大学時代の友人たちと京都に散り初めの桜を見に行きました。今年の春は三月末に少し寒の戻りがあったので、ソメイヨシノなど早咲きの桜は昨年より少し遅め、枝垂れや八重など遅咲きの桜が少し早めで、どちらも楽しめた桜吹雪の小旅行になりました。京都からの帰り、久しぶりに梅田の某大型書店へ。今年の2月に出版された宋友恵(송우혜 ソン・ウヘ)氏の労作『空と風と星の詩人 尹東柱評伝』(藤原書店)を探しました。

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「京城スキャンダル」や、リュジン氏への関心、韓国語や朝鮮半島の文化や歴史への関心とほぼ同時並行で、朝鮮半島の詩人、特に植民地時代にハングルで書かれた詩や詩人たちの惹かれています。李箱(イ・サン)、鄭芝溶(チョン・ジヨン)、金素月(キム・ソウォル)、そして尹東柱(ユン・ドンジュ)

購入前の本を店内で座って読める某書店だったので、三分の一くらいをその場で読んでしまいました。500ページを超える大部で、ちょっと値段は高かったのですが、うむむ…これは手元に持っておきたい~と購入。

著者の宋友恵氏は歴史家でもあり、韓国で北間道史や独立運動史に関する論文も発表されていて、尹東柱が生まれ、少年時代を過ごした(「京ス」でスヒョンの家族が移住した)北間道の様子も実に詳しく記述されています。

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1998年初版本

윤동주평전』は、韓国では1998年に初版が、2004年の4月に再改定版が出版されていて、今回の日本語版は再改定版の翻訳となります。

yundonjyu_03.jpg
2004年再改定版
「よみうり堂」に掲載された小倉紀蔵氏の書評の一部を引用します

宋友恵による尹東柱の評伝は、実に冷静かつ克明な詩人の人生の全記録である。(中略)尹東柱の抒情の力の背後に、確固たる時代認識と深い人間関係があったことが手に取るようにわかる。彼の詩は韓国だけのものではない。彼を獄死させた国の人が、その研ぎ澄まされた詩語に心から涙してもよいのである。愛沢革訳。

細々と続けている韓国語がもっと上達して、今の仕事に余裕ができたら(そんな日が来るのだろうか?)韓国の大学で植民地時代の詩人や文学者の勉強をするのが、熱しやすく醒めやすい?私のここ数年来の密かな夢です。そんなことが可能になる頃には、アジュンマを超えて、ハルモニになっているかも知れませんね~(リュジン氏はロマンス・グレー?それとも?)

少し前に、昨年秋の韓国旅行の際に訪ねたソウル南山のふもとの金素月の詩碑(山有花)のことを記事にしましたが、同じ日に、延世(ヨンセ)大学(연세대학교)新村(シンチョン)キャンパスにある尹東柱の詩碑も訪ねてきました。(…その2に続く)

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この記事に対するコメント

リュジンさんから始まりユントンジュさんまで・・・
すばらしいtorakoさん・・・ぜひいつかこのお話リュジンさんにお伝えします。
ユントンジュさんは立教大学に留学していろんな弾圧により京都の同志社大学に移られた・・・とても日本と深い関わりのある詩人です。

  • 投稿者: rira
  • 2009/04/18(土) 13:28:57
  • [編集]

立教大学にも…

riraさん
こちらでも、こんばんは♪
ユン・ドンジュは韓国ではとても人気のある詩人(日本でいうと中原中也?)らしいので、リュジン氏も読んでらっしゃったら嬉しいですね。
関西に住んでいるので、同志社大学の詩碑を訪ね、昨秋ソウルの延世大学の詩碑も見てきました。立教大学にはユン・ドンジュゆかりの資料や史蹟があるのでしょうか。
詩の素晴らしさに触れ、その後、日本との関わりで彼の最期が壮絶なものだったと知り、衝撃を受けたのが、興味を持ったきっかけです。
ハングルの音の響きは詩によく似合いますね。

  • 投稿者: torako
  • 2009/04/18(土) 19:35:34
  • [編集]

彼はクリスチャンで数年前立教の教会で彼を偲ぶ朗読会があって、彼を歌った私の母の詩も朗読されました。たぶん資料があると思いますが・・・また調べておきます。

  • 投稿者: rira
  • 2009/04/18(土) 20:25:31
  • [編集]

ミーハーですが…

いきなりミーハーな発言で恐縮ながら。

torakoさんが留学なさったら、遊びに行こうっと。
で、ガイドブックには載っていないツアーをぜひ。
それがトレンドになっちゃったりして。

  • 投稿者: mebako
  • 2009/04/18(土) 22:19:46
  • [編集]

うわあ、素晴らしいですね♪

riraさん
こんばんは!
書き込みを拝見して、ネットで調べてみたら、尹東柱の命日の2月16日に立教大学のチャペルで集いが開かれているんですね。お母様の詩が朗読されたなんて、素晴らしです。
今度東京に行く機会があったら、是非立教大学に行ってみたいと思います。
この本の出版をきっかけに日本で尹東柱を知る人がもっと増えるといいなと思います。

  • 投稿者: torako
  • 2009/04/19(日) 01:31:04
  • [編集]

夢のまた夢ですが…

mebakoさん
夢のまた夢ですよ~
学生だったら、即休学して行くのに…。一度仕事に就いちゃうと、しがらみが多くて、2泊3日の旅行でも気兼ねしながらですものね~。
でも、もし現実になる日が来たら、幾つになっていても、ご招待しますよ!
リュジン氏が買い物しているマートから、尹東柱の京城時代の下宿まで。いやあ、何でもありのtorakoツアーを企画します。もち、カトリック聖母病院体験入院ツアーも!

  • 投稿者: torako
  • 2009/04/19(日) 01:36:53
  • [編集]

すばらしい!!

韓国ドラマからいろんな事を、学んでいますが、torakoさんが、こうして調べて、教えてくれるので本当にうれしいです。

日常は過去の歴史に触れないのが、無難かなと思いつついるので
ここでは、素直に・・・・

では、気分を変えて??トルコの話

ー観光編ー
イスタンブール~トロイの遺跡~エフェス遺跡~カッパドキア
パムッカレ~アンカラ~イスタンブール 
と世界遺産の旅。(毎日5・6時間のバス移動)

目的はパムッカレとカッパドキアなので十分に満喫。
ガイド(フセイン!)は40才の男性、日本の事や風習などよく勉強していてレベルの高いトルコ人でした。

各観光地で韓国の方に会いました。
パムッカレでは母娘に声をかけ、足湯につかりながらリュジンシー談義??オモニのほうはいまいちのの反応 ヤッパリ~~
他に何に出てるときかれ、ソドンヨ と→いい俳優みたいな返事に ヤッタ!!

   お言葉に甘えてここに書かせてもらっています。次回は ー買い物編ー

  • 投稿者: レンハルモニ
  • 2009/04/19(日) 10:46:11
  • [編集]

パムッカレでリュジン氏談義!

レンハルモニさん
こんばんは~
朝鮮半島の詩心とK-pop、韓国ドラマや映画の感性はどこかでつながっている!と確信しているtorakoです~歴史はまずは「知ること」から。現地で知ることのできる情報は貴重だし、自分の目で確かめることはもっと大切ですよね。そのために言葉が必要ですが…。

おぉぉぉ~!トルコ特集、コマスミダ~
嬉しいな~世界遺産の旅なんですね
「パムッカレ」ってあの「白い温泉」?
あんな幻想的な場所で、韓国サラムとリュジン氏談義をされたレンハルモニさんってすごいです!以前美しい夕暮れのパムッカレの写真を見たことがあります。
イスタンブールも東西文明の十字路?街並みも美しいのでしょうか。
そして、興味津々なのは、フセイン氏。やはり「濃い系」のイケメン?
知的なナムジャには洋の東西を問わず、弱いのですが…。
「買い物編」も期待しています~

  • 投稿者: torako
  • 2009/04/20(月) 00:33:07
  • [編集]

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