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第6話 三度差し出された「封筒」 ソヌ・カンとスヒョン その1

  • 2007/10/03(水) 00:00:00

貧しい小作農の子に生まれたイ・スヒョンにとって、いくら頭が良くても、この時代、中高等教育を受けることは、本当は望むべくもないことでした。農作業の手伝いをしながら、日本の尋常小学校にあたる普通学校(6年間)を修了するのが精一杯だったと思います。
しかし、幼い頃から頭脳明晰で聡明なスヒョン@リュジン氏(リュジン氏、いつも賢い役ばっかり!)は、地主のソヌ・カンに目をかけられます。

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物語の舞台となった1937年の時点では、ソヌ・カンの屋敷は、京城市内の洋館となっていますが、スヒョンやワン@カン・ジファン氏の少年時代には、京城から少し離れた農村(近くに海もある)の伝統的韓屋でした。

地元で普通学校を終えたスヒョンは、ソヌ・カンの援助で、京城市内の京城第一普通高等学校(高普)に入学、ワンと一緒に実家を離れて京城市内に下宿しています。(これだけでもスゴイこと)

夏休みで地元に戻ったある日、父とともに、ソヌ・カンの屋敷に呼ばれたスヒョンに、ソヌ・カンは一通の「封筒」を差し出します…。

kyonsu_kansuhyon_12.jpg

その中身は、高普を(飛び級で)2年で終えたスヒョンが、先に留学生活を送っていたワンの兄ソヌ・ミンとともに、東京で学ぶための留学費用だったのです。


kyonsu_kansuhyon_1.jpg

それから10年。スヒョンにとって生涯の大恩人であるソヌ・カンとの再会は、朝鮮総督府保安課前の廊下でした…。(第3話シーン69)

kyonsu_kansuhyon_2.jpg

감사드립니다 어르신
感謝しています、旦那さま
덕분에 대일본제국을 위해 일할 수 있는
おかげさまで大日本帝国のために働くことができる
황국신민의 자질을 갖출 수 있게 되었습니다
皇国臣民の資質を備えることができました

kyonsu_kansuhyon_3.jpg

この言葉を聞いたソヌ・カンは、ワンにスヒョンと話して、スヒョンの真意を確かめるよう命じます。
心優しいワンは、ソヌ・ミンの命日に寺で「スヒョンが語った言葉」(第5話)を、あえて父に伝えず、密告の理由は「酷い拷問に耐えられず、やむをえなかったこと」と伝えました。



kyonsu_kansuhyon_5.jpg

ワンの話を聞いたソヌ・カンは、ある夜、スヒョンの下宿を訪れます。そこでソヌ・カンは再び「封筒」をスヒョンに差し出します。(第6話シーン28)

kyonsu_kansuhyon_13.jpg

이걸루 우리 사이에 얽혀있던
これで我々の間にからみあっていた
질긴 인연 그만 끊어내자
深い因縁を断ち切ろう
다 시대를 잘 못 만나
すべて時代とうまく出会うことができずに
생긴 비극이라 생각하겠다
起こった悲劇だと思う

kyonsu_kansuhyon_6.jpg

어찌 보면 너도 피해자 일테지
どう見てもお前も被害者だろう
이제 서루 얼굴 볼 일 없을테니
もう互いに顔を見ることもないはずだから
자책감 때문에 위악을 떨 필요 없다
自責の念のために偽悪に陥る必要はない

kyonsu_kansuhyon_7.jpg

니 가슴에 상처내가면서
お前の心が傷ついたからといって
그렇게 살 필요 없어
そうやって生きる必要はない

kyonsu_kansuhyon_8.jpg

「封筒」の中身は、スヒョンの密告事件を知って、その年に収穫したものもそのまま残して逃げるように北間道に行った、スヒョンの父への「手間賃」でした。再会の場面もこの場面も、ソヌ・ワンの苦悩とスヒョンの辛さがにじみ出ていて、こみ上げる感情を抑えた二人の演技を、息を詰めて見ていました。

スヒョンにとっては、ソンジュよりも、ワンよりも、家族よりも、大恩あるソヌ・カンに「総督府の官吏になった自分」を見せることが、何より辛かったんでしょうね。

明日に続く…

※記事の翻訳部分はna-mimさまのブログを参考にしています

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この記事に対するコメント

泣けます・・・

torakoさん あんにょ~ん

先週の第3話、そして今週火曜日の第6話、スヒョンとソヌ・カンのふたつのシーンが胸にぐっときました。ちょっと泣きそうになりました。以前に見た時はそんなにも感じなかったのですが、今回改めて見直すと、ふたりの辛さ、苦しさが胸に迫りました。ワンの継母ヨンファが「小さい時からスヒョン、スヒョンって自分の子ども以上にかわいがって・・・」みたいなことを言ってました。カンがスヒョンを息子以上にかわいがって期待していたように、スヒョンにとってソヌ・カンは父親以上の存在だったように思います。
偽りであっても、総督府官吏となった自分の姿を誰よりも見られたくなかったのは、ソヌ・カンだったんでしょうね・・・
総督府の廊下で会った時も、父親の賃金を受けとった時も、スヒョンはカンに本当のことを言ってしまいたかった、大恩あるカンにはわかってほしかったのではないかと思いました。でも・・・やっぱり言うことはできない・・・
ワンのうそを信じたカンは「理解できるがゆるすことはできない」と言います。カンも辛いですよね・・・でもこの人えらいですよね~やむを得ない事情とはいえ自分の息子を死に追いやった(この時点ではそう思われている)スヒョンに対して、憎しみではなく憐れみで接していると思います。
ふたりの間の、お互いを思いながらも、消すことができない過去を背負って向き合う辛さにウルウルきてしまいました・・・
ソヌ・カンには、13話でも泣かされますが・・・

ほかにも、いいシーンがいっぱいで、コメしたいこともいっぱいなんですが、なかなか文章が書けなくて・・・あ~
「京ス」はやっぱり名作です~!!スヒョン@リュジン氏いいです~改めて惚れますわ~

  • 投稿者: yukippe
  • 2010/03/18(木) 23:13:37
  • [編集]

少年スヒョンとリュジン・スヒョン

yukippeさん
こんばんは!
ソヌ・カン役の俳優さん、私は「京ス」がはじめてだったんですが、コミカルな役もされる声がとっても素敵な方ですよね。
ワンとの関係ももちろんですが、yukippeさんもコメントしてくださったように、ソヌ・カンとの関係によってスヒョンの生い立ちや、背負ったものの辛さが更に深く理解できます。
「許すことはできないけれど、憎むこともできない…そして忘れることもできない」
人間の暖かなつながりを引き裂く時代背景が胸に迫ります…
そして…スヒョン
少年時代のスヒョンが、すごくいいんですよね~
この子はその後、どうしているのかな?
彼の好演があって、大人のスヒョンが一層引き立ちますよね~
やっぱり物語としての「京ス」の中心はスヒョン!
彼の生涯を中心に全てが展開しているんですよね…(最高の役&はまり役です!)

  • 投稿者: torako
  • 2010/03/19(金) 01:03:17
  • [編集]

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