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ソヌ・ワン独立闘士への道2 ルンペンとデカダン

  • 2007/09/27(木) 00:00:00

「モダンボーイ」ソヌ・ワン@カン・ジファン氏はミョンビンカンを訪れたスヒョン@リュジン氏に「ルンペンとして生きることに満足しているのか?」と問われています。(第4話シーン56)また、第7話では自分のことを「骨の中までルンペンであきれたデカダンスだけど…」と言っています。(第7話シーン27)

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僕が「ルンペン」?:fromカン・ジファン

ルンペンって普通、貧しい人のことを言うんじゃなかったっけ?京城の皇太子、財閥の一人息子のソヌ・ワンがなぜ「ルンペン」「デカダン」なんでしょうか。

kyonsu_lumpen_1.jpg
「ルンペン」
ドイツ語 「Lumpen」布切れやボロ服を意味する

日本では、世界恐慌(1929年)戦後に都市に溢れた失業者や浮浪者のどん底生活を描いた、下村千秋の新聞連載小説「街のルンペン」(1930年)が評判となり、「ルンペン」という言葉が流行した

「デカダン」
フランス語「dcadent」

もともとランボー・ボードレールなどの19世紀末の文化史的な流れをさす言葉、転じて、耽美的、虚無的な態度をあらわす言葉となる

kyonsu_lumpen_2.jpg

植民地時代の知識人の多くは、ソヌ・ワンのように祖父や父が儲けた財産で日本に留学しますが、スヒョンのような官僚や、教師になる他は、民間企業がほとんどない状態で仕事を見つけるのは容易ではありませんでした。1930年代の京城では、このような高等失業者を「ルンペン」と呼ぶことが流行しました。

kyonsu_lumpen_5.jpg

第5話でスヒョンがワンに語った、植民地支配を正当化する社会進化論・自彊論は、それを強調しようとすればするほど、民族的劣等感にとらわれる二律背反的な性格を持つものでした。
このような矛盾とともに、三・一運動以後、特に知識人たちに深い挫折感が蔓延します。虚無や退廃的な自己嫌悪、絶望にとらわれながら、時には絶望を楽しむ彼らはまさしく「デカダン」でした。

kyonsu_lumpen_3.jpg
별루 마주치고 싶지 않은 얼굴 자주도 보여주는군
あまり出くわしたくない顔をしばしば見せてくれるな
「피차일반」이란 말은 이럴 때 쓰는 거지 아마
「お互いさま」という言葉はこんな時使うんだな、多分
그럼 즐기다 가십시오 나으리
それじゃあお楽しみください ダンナさま

룸펜으로 살아가는 것에 만족하나?
ルンペンとして生きることに満足してるのか?

주제넘는다는 말은 이럴 때 쓰는 거지?
生意気だという言葉はこんな時に使うんだな?

그 비상한 머리가 좀 아깝다는 생각이 들어서 말이야
その素晴らしい頭がちょっと惜しいという気がしてね

머리란 게 말야 잘못 굴리면
頭なんてものは、間違って回せば
여러 사람 다치게 하거든 누구처럼
いろいろな人を傷つけるからな 誰かみたいに

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ワンを挑発しています:fromスヒョン@リュジン

그래서 실패가 두려워 아무 행동하지 않는다?
だから 失敗が怖くて何の行動もしないんだな?
신념 없이 흔들리는 사람들이 많이 하는 변명이지
信念がなくて動揺している人達の多くが言う弁明だ
「나는 신중하게 고민 중이다」
「僕は慎重に悩んでいる最中だ」
「나는 아직 방황 중이다」
「僕はまだ彷徨っている最中だ」
「언젠가는 자신만의 신념을 가지고 행동하겠다」
「いつかは自分なりの信念を持って行動するつもりだ」

이쯤 되면 변명이 아니라 어리광 아닌가?
この程度なら弁明じゃなくて甘えん坊じゃないか?

kyonsu_lumpen_8.jpg
니가 죽고 싶구나?
死にたいのか、お前は

민이 형이 지금 니 모습을 보면 참 좋아하겠군
ミン兄さんが今のお前の姿を見たら とっても喜ぶだろうなあ

정말 죽고 싶어?
本当に死にたいか?

kyonsu_lumpen_9.jpg
그만해
やめて
놔드려 총독부 손님이셔
放しなさい 総督府のお客様よ
손님들 드나드는 영업집에서 뭐하는 짓이야 이게
お客様が出入りする営業中の店で何をやってるの、一体!


kyonsu_lumpen_4.jpg

スヒョンは明らかにワンを挑発しています。スヒョンの意図はどこにあるのでしょうか。
三流雑誌「月刊ちらし」の客員記者という、無収入に近い状態なのに、父親の財産でカフェや不法ダンスホールに入り浸り、妓生宿ミョンビンカンに居候するソヌ・ワン。
「ルンペン」「デカダン」といえば、屈折した不健康なイメージがありますから、ソヌ・ワンの素直で健康的なイメージとは少しズレますが、スヒョンのセリフにあるように、時代の悲劇と正面から向き合うことができずに「逃避」する「ルンペン」ソヌ・ワンが、どう変わっていくのか…、「京城スキャンダル」でどのように描かれていくのか、もう少し追いかけていきたいと思います。

 

ミョンビンカンでのワンとスヒョンの応酬(第4話シーン56)

※記事の翻訳部分はna-mimさまのブログを参考にしています

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この記事に対するコメント

本当に変な日本語で赤面しています。torakoさん、もう私の変な訳分など気にしないで、どんどん変えてくださいな。あまり前後左右考えて訳してないので、日本語としてのおさまりがなくて、本当に申し訳ないです。漢字もしょっちゅう間違えているし、ホント、穴があったら入りたい心境です。

ルンペンは当時の流行語みたいですね。外来語が日本を経由して韓国に入って行ったんじゃないかと思っていました。日本はもう昭和に入っているけど、大正ロマンの影響も朝鮮半島にあったんでしょうかね?

今回初めてスヒョンよりワンの写真が多かったような気がしました。

  • 投稿者: na-mim
  • 2007/09/27(木) 00:24:11
  • [編集]

ワンも結構いいかも?

na-mimさま、こんばんわ~

最近、長いセリフの引用が多く、お世話になってばっかりですみません。
放送用日本語字幕の「意訳」では味わえないニュアンスやリアル視聴&na-mimブログでの感動を自分でもおさらいしたくて、韓国語台本と翻訳、時にはセリフの音声を並べて喜んでいます。ご迷惑ではないですか?
今7・8話を見返しているんですが、とっても素敵な場面やセリフが多いので、もうしばらくこの調子でやらせてもらえれば…。
気になるところがあれば、おっしゃってくださいね~。
ワンの成長過程は、リアルで見ている時はスヒョンに気を取られて、描き方が不十分かな?と思っていましたが、リピートしてみると、結構、丁寧に描かれていて、カン・ジファン氏もいい演技をしているな…と改めて感心しています。
「ケヌクシ」お疲れさまでした!次回作はもう考えていらっしゃるんですか?
時々、歴史談議も是非!私も「京ス」のせいで、韓国近代史本が本棚にずいぶん増えました!

  • 投稿者: torako
  • 2007/09/27(木) 01:55:03
  • [編集]

いや迷惑というよりは申し訳なくって…ホント、日本語らしく直してくださいな。私のはひどい訳文です。

次回作の魂胆はあります…こんなに下手でもハングル訳してないとむずむずするもんですから。
あ、好き勝手にやってますから気にしないでくださいね。

それにしてもtorakoさんの集中力はすごいわ。私はこんなにのめり込めません。京スも再視聴するほどの気持ちの余裕がないですね。訳してるときに魂も置いてきたような気がするんです。もうしばらく経たないと見れません。何でしょうね、この気分は。

  • 投稿者: na-mim
  • 2007/09/27(木) 02:31:18
  • [編集]

まだわーわー言っています

na-mimさま
おはようございます!
色々すみません&ありがとうございます!
読み返すと、あんなに短時間にこれだけの翻訳をされたna-mimさまのパワーに改めて驚嘆しています。「魂を置いてきた」って気持ち、それもスゴイですね。
私はリアルの時点では全くの受け身だったんで、その時たまっていたものを今はき出している感じです。
集中力なんてもんじゃなくて、好きな俳優さんと興味のある時代設定、韓国&韓国語への関心が同時に襲ってきているだけなんです。
仕事もこのくらい入れ込んだら、「大事」が成就できるかも?
こだわりを一通りはき出したら、またのんびり気楽に色々なドラマを見ようと思っています。
やっと涼しくなってきましたね~。今日も一日がんばりましょう~!

  • 投稿者: torako
  • 2007/09/27(木) 07:41:56
  • [編集]

考えてみたら、私は全話最低3回は見ています。リアル、台本あわせ、そして訳文合わせと。特に訳文合わせのときは何回も止めたりリピートしたりを繰り返したから、そこに魂置いてきたのかもしれません。でも3回のうち、ちゃんと画面を見たのは最初だけですから、実は顔とか動きはそれほど見てないんですよね。音はしっかり聞きましたけど…

だから、きっとまたもう一回見ると思いますよ。torakoさんのこのブログでしっかり復習してから見たら、一層深まるでしょうね。
毎回のコメントは失礼していますが、興味深く読ませていただいています。調査研究方面はおまかせしていますので、今後ともよろしくお願いします。

  • 投稿者: na-mim
  • 2007/09/27(木) 10:47:34
  • [編集]

懐かしいあの日々…

na-mimさま
こんばんわ~

おー3回ですか…あの時は、リアルで見て、週末にタシボキとna-mimさまの翻訳を見ながら復習、の繰り返しだったので、今もう一度見ると、色々な発見があって面白いですよ。
シベリアさんの復習編を見て「なるほど!」と思って、新しい発想が湧いてきたり…まぁ半分病気みたいなもんですが…。

気になるのが、このブログが、これから「京城スキャンダル」を見る人の邪魔にならないか…ということ。
できるだけ、あからさまなネタばれは避けるようにしているのですが、これから中~後半になってくると、そうもいきませんから。

基本は、視聴済の人があーだこーだと言い合う場になれば…と。
実は、「ハローお嬢さん」結構喜んで見ているので、またそちらの方でおじゃまします。

  • 投稿者: torako
  • 2007/09/27(木) 23:58:29
  • [編集]

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