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チョ・マ・ジャは「新女性」だった?

  • 2007/09/23(日) 00:00:00

kyonsu_shinjyo_1.jpg

第1話シーン6、臨時政府の軍資金の受け渡しのため、緊張しながら同志を待つヨギョン。手にしている雑誌は『新女性』。ヨギョンは…

조선(チョソン 朝鮮)
마지막(マジマ 最後の)
여자(ヨジャ 女性)
조.마.자(チョ・マ・ジャ)

じゃなかったっけ?

kyonsu_shinjyo_7.jpg

ヌード雑誌『ポリスガジェット』も史実でしたが、『新女性』も1920年代に創刊された実在の雑誌です。「新女性」とは、インテリ階層(教育を受けた女性)の意味。駕籠に乗り、衣で顔を隠す、朝鮮時代の封建的価値観の中で生きる女性と対比的に使われるようです。

じゃあヨギョンはどっちなの?

ヨギョンは夜学の教師もやっていて、この時代の女性の中では、やはりインテリ層です。初期の女子教育は、1886年に設立された梨花学堂(現在の梨花女子大)のように「西欧人によって設立されるか、西欧の価値を基にしていた」ため、教育を受けた女性といえば、伝統的な価値観と対局的な印象がありますよね。
でも、ヨギョンは白いチョゴリと黒いチマ、ヘアスタイルは後ろに長く垂らした三つ編みという「旧女性」の容姿ですが、決して封建的価値観の女性ではありません。
男性に対しても負けずに自己主張する、新時代の女性…

kyonsu_shinjyo_2.jpg
時には武闘派ぶりも…
パンチや

kyonsu_shinjyo_3.jpg
キックや

kyonsu_shinjyo_4.jpg
時にはヘディングまで…

kyonsu_shinjyo_5.jpg
これは本当にワン@カン・ジファン氏のダメージが大きかったようです!

kyonsu_shinjyo_6.jpg
スポーツも!(チョゴリの紐がはだけています~)

これは想像ですが、ヨギョンは、独立運動家の父のもと、朝鮮独自の文化や伝統を大切にしながら、植民地支配と平行して日本から流入する西欧的価値観(退廃的モダン)は批判的な、そして、女性の教育・自立には積極的な「新女性」ではなかったかと思うのです。ヨギョンの話す言葉もna-mimさんのブログで教えていただいたように…

ヨギョンは「~スムニダ」「イムニダ」体で話します。
男性的な語尾ですが、活動家としての強い意志を表しています。
これがドラマのどこかで「ヘヨ体」に変わるのか、どうなのかに注目しています


kyonsu_shinjyo_9.jpg

モダンとは何か
柳光烈(ユ・グァンヨル)『別乾坤』1927年12月号より抜粋

「外出時に頭から衣服をかぶって顔を隠す娘より、顔を隠さずに歩く娘が近代的であり、髪を結い、顔を伏せて夫と話す結婚したての女性より、白いチョゴリに黒いチマで街に出て行く娘が近代娘である。髪を短くし、洋服を着て外出する女性が、白いチョゴリに黒いチマの女性よりも近代娘だというのではなく、やはりその意識を見て決めるべきだろう。」

封建と近代、西欧と伝統、ブルジョアとプロレタリアート、単純な二項対立では捉えられない、1930年代の京城の姿を、ヨギョンの生き方はあらわしているのでしょうか。

参考:『ソウルにダンスホールを 1930年代の朝鮮の文化』(金振松著・法政大学出版局)

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