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『ソウル1945』とイムジン河

  • 2008/08/07(木) 00:58:15

リュジン氏が出演していない作品で、今まで(たぶん)一番熱心に見た韓国ドラマが『ソウル1945 서울1945』(2006)『大韓民国弁護士』で現在共演中の「空飛ぶトンカツ」ことリュ・スヨン氏とハン・ウンジョン嬢、キム・ホジン氏とソ・ウジン嬢の4人が主人公です。71部作と大変長い作品ですが、植民地時代から解放、そして朝鮮戦争に至る歴史的背景を4人の男女やまわりの家族の愛や人生を絡めて、丁寧に描かれている、大変見応えのあるドラマです。

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実在の人物も『ソウル1945』では李承晩(イ・スンマン)大統領は、悪役的に描かれ(ご遺族から告訴されたそうです)、逆に呂運亨氏は、主人公ウンヒョク@リュ・スヨン氏の師である思慮深い政治家として描かれています。アメリカに操られた南の政権を痛烈に批判する場面など、韓国国営放送なのに大丈夫?と思うようなシーンも結構ありました。
そんなドラマ中で、一番印象に残っているのが、ドラマも最終盤の64話。

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北の「人民英雄」とされ、逆に南の政府に負われるヘギョン@ウンジョン嬢と、イ・スンマンのもとで米軍政の高官として働くドンウ@ホジン氏。朝鮮戦争の中、昨日の英雄が今日は反逆者となり、家族が北と南に別れて生死すらわからない時代。

1945_64_3.jpg

愛するヘギョンが生きのびるには、たとえ永遠の別れになったとしても、北に送らないといけない。北にはヘギョンのかつての恋人で、ドンウの親友でもあるウンヒョク@スヨン氏がいる。愛しているのに、別れなければいけない。愛しているからこそ、同じ場所では生きられない。身を切り裂かれるような思いでヘギョンを送り出すドンウ。

1945_64_4.jpg

このシーンで低く力強く、でも悲しみに満ちた女性ヴォーカルで「イムジン河 임진강」が流れるのです。
私はTVの前で一瞬凍りつきました。韓国の、しかも国営放送で「イムジン河」が流れるなんて…、信じられませんでした。

1945_64_5.jpg

「イムジン河」は日本でも、ザ・フォーク・クルセダーズの歌として有名です。しかし北朝鮮の人の作詞・作曲であったため、「政治的配慮」で、発売を目前に中止となり、その後も長い間、メディアで流れることはありませんでした。日本で公式に発売することができたのは34年後の2002年。

1945_64_6.jpg

映画『パッチギ!』(2005)でもこの歌がテーマになっていました。韓国でもきっと民主化以前は歌うことすら難しかったのではないかと思います。そんな歌がKBSで流れている…スゴイことじゃないかと思うと同時に、この歌の持つ力に、理屈抜きの感動を覚えたのです。
歌っていたのは、적우(Red Rain)という女性ヴォーカルで、『The lost of legend 70' 잃어버린 전설 70'』というアルバム(2006)に収録されています。

1945_64_8.jpg
임진강
イムジン河

임진강 맑은물은
흘러흘러 내리고
물새들 자유로이
넘나들며 널건만
내 고향 남쪽땅 가고파도
못가니 임진강 흐르름아
원한싣고 흐르느냐


イムジン河 水清く
とうとうと流れ下る
水鳥たちは自由に
飛び交っているのに
私は故郷南の地に行きたくても
行くことができない イムジン河の流れよ
恨をのせて流れるのか

1945_64_7.jpg

朴世永(박세영 北朝鮮の『愛国歌』を作詞した詩人)が1957年に作詞した歌詞と적우が歌う歌詞は少し違っているような…?あぁ…深い…。

実はこのドラマ、トンカツ@スヨン氏が主役なんですが、私は完全にドンウ@キム・ホジン氏目線で見ていました。名望家の子息なのに、驕ったところはなく、誠実な人柄で、前半はムン・ソッキョンを支え、後半はヘギョン(ゲヒ)を愛するドンウ。ウンヒョク@スヨン氏とドンウの男の友情にも何度涙したことか…。
このドラマを見てから、キム・ホジン氏はリュジン氏の次(の次?)くらいに好きな俳優さんになりました。でも、ドンウ役、リュジン氏が演じても似合いそうなのよね~。

 

『ソウル1945』
第64話
ドンウとヘギョンとの別れ
イムジン河


◆『ソウル1945』第64話
ドンウとヘギョンとの別れ(動画)


◆『パッチギ』のイムジン河とRed Rainのイムジン河を
フル・コーラスで(韓国サイト)

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