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青年劇場『族譜』 オクスンが語る歴史

  • 2008/07/01(火) 00:00:00

先週、『族譜 족보』の舞台を見に行きました。原作者の梶山季之(1930~1975)は企業小説や風俗小説などでも知られていますが、植民地時代の京城で朝鮮総督府の土木技師の家庭に生まれたことなどから、「朝鮮物」といわれる一群の作品があります。植民地支配のもとでの「創氏改名」政策を題材にした『族譜』は『李朝残影』と並んで、梶山の朝鮮物の代表作にあげられる作品で、昨年8月に岩波現代文庫版『族譜・李朝残影』が出版されています。

cyoxtupo_1_1.jpg

舞台『族譜』は、青年劇場の公演によるもの。2006年10月に初演。今回は、6月の練馬文化センターから始まって、10月まで全国27ヶ所を巡回する予定だそうです。

◆ 公演の詳細はこちら 青年劇場「族譜」サイト

仕事が終わってから、急いで会場にかけつけ、上演時間には間に合ったものの、すでに会場はいっぱい。二階席で見ることになりました。

原作は、創氏改名を担当する京畿道庁「総力第一課」に勤める谷六郎の視点から描かれていますが、ジェームス三木氏が脚本を担当した今回の舞台は、水原郡の宗家、薜鎮英(ソル・ジニョン)を中心に展開します。
地域の有力者でありながら、創氏改名に応じなかったために、娘、玉順(オクスン)の婚約者は投獄され、孫は学校に通うことができない…一族の歴史と誇りとの間で苦悩するソル・ジニョンの心情を表現した、「アリラン」は圧巻でした。
演じてらっしゃったのは、青木力弥氏。水原郡の宗家のジニョンが歌うのだから、「京畿道アリラン 경기도 아리랑」なのでしょうか?アリランという歌は時にはもの悲しく聞こえたり、重厚に聞こえたり、軽快に聞こえたり、本当に奥の深いメロディです。

cyoxtupo_1_2.jpg

原作では、ソル・ジニョンは谷六郎に遺書を遺し、「族譜」の「取捨」を託します。
葬儀が終わったあと、父を、婚約者を、全てを失ったオクスンは谷六郎に向かって「歯軋りするような激しい口調で」

もう、遅いです。みんな遅いです

と吐き捨て、谷六郎は事件の重さに改めて打ちひしがれるのですが、舞台では、終わり方が少し違っていました。

「族譜」は谷六郎には託されず、父の死後オクスンが改めて「族譜」を読み、薜一族の、朝鮮半島の歴史を振り返るのです。

ジニョンの死を知って訪ねてきた「日本人」谷六郎に向かって、壬辰倭乱、方向寺の耳塚、江戸時代の朝鮮通信使、韓国併合と植民地支配…日本と朝鮮半島をめぐる歴史を語る…。今回の舞台で付加されたメッセージです。原作との相違にとまどう方もいらっしゃると思いますが、オクスンの言葉は、歴史に対してあまりにも無知で無頓着な私たちに痛烈なメッセージとして突きつけられているような気がしました。


記事とアンバラですが…
さきほどまで、田代親世の『どっぷり京城スキャンダル』
見てました~

スヒョン@リュジン氏はカッコいいけど
「ほっぺのお肉がねぇ~」
と言われてました(泣)

田代さん、リュジン氏…今はダイエットで
痩せて…ほっぺもシャープになりましたよおん♪

『オンマ』は43話リピート中に付き
もう少しお待ちを…

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この記事に対するコメント

こんにちは

私もこのお芝居を観ました

もし、88歳の(戦争とともに生きてきた、皇国史観を刷り込まれている)祖母が観たら、
「創氏改名の何が悪い、内鮮一体も当たり前」と言っていたと思います

戦後、近所に住んでいる在日の方々を近所の日本人と一緒に差別して育った母が、このお芝居を観て、
「重たい」と言っていました
(今は、ハングルを勉強して、古代史を勉強しているけど・・・)

今、韓国へ遊びに行き、日本語を話すことができる韓国の方とメールをする私
お互いに歴史のことは、触れないようにしているような・・・

職場でチケットが余っていて、「誰かいかへんかぁ~~」「タダやでぇ~」と言われて、「タダ」という言葉に弱く、また題材にも興味があったので、軽い行きましたが、「日本が朝鮮で何をしてきたのか」を考えさせられたお芝居でした

  • 投稿者: M
  • 2008/07/01(火) 07:20:00
  • [編集]

追記

もしかして、クレオ大阪でご覧になられましたか?

クレオでしたら、私もいましたよ・・・

  • 投稿者: M
  • 2008/07/01(火) 11:38:19
  • [編集]

クレオですよ~!

Mさん、こんばんは♪
ご推察の通り、クレオで見ました。
もしかして、隣の席がMさんだったりして!?
満員でびっくりしました~
私も、韓国語の先生が留学生の方だし、韓国の方と交流を持つ機会が増えましたが、面と向かって、歴史のことを話す機会は少ない(どうしても気後れしてしまう)です。
「重い」テーマではありますが、知って、考えて、いつかは語り合えるようになりたいなと思っています。
歴史を知る=ドラマを見る=言葉を勉強する
私の中では「三位一体」のつもりなんですが、一部が突出している?かも?

  • 投稿者: torako
  • 2008/07/02(水) 01:58:10
  • [編集]

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