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第5話 スヒョンの語る「言葉」とワンの優しさ

  • 2007/09/14(金) 00:00:00

4話のラストから5話の冒頭のシーン。スヒョン@リュジン氏の「密告」で日本留学中に非業の死を遂げたワン@カン・ジファン氏の兄、ソヌ・ミンの命日に、ワンとスヒョンが寺で出会います。(第5話シーン3)

kyonsu_ep5_honne_2.jpg

「お前が何と答えても、無条件で信じる。たとえ嘘をついても無条件で信じるつもりだ。」というワンの言葉を受け、スヒョンがミンを「密告」した理由、自分が「変節」した理由を語りはじめます。

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この時のスヒョンの言葉、大変「深い」意味を持っています。京城スキャンダルがドラマとして魅力的な一つの理由は、植民地支配のもとで「生きる」人々の姿を、単純な善悪でなく、重層的に描こうとしている点にあると思います。
「日帝のイヌ」として独立運動家を弾圧する警察組織の末端として生きるイ・ガングや、朝鮮総督府に多額の献金をする「親日派」有力者のソヌ・カンなども、単純に「悪」として描かれているわけではありません。(山下コウジは別ですけれど…)

kyousu_ep5_honnne_7.jpg

조국해방 투쟁에 청춘을 바쳤지만
祖国解放闘争に青春を捧げたが
세상은 조금도 변하지 않았어
世の中はまったく変わらなかった

약육강식 적자생존 우승열패
弱肉強食 適者生存 優勝劣敗
강자가 약자를 이끌어주는 것이
強者が弱者を導くことが
사회진화의 원동력이 되는 것이다
社会進化の原動力になるということ

kyousu_ep5_honnne_8.jpg

우리보다 앞서 근대화를 이룬
我々よりも先に近代化を成し遂げた
일본과 함께 해야 한다
日本と一緒にしないといけない
내선일체만이
内鮮一体だけが
조선의 민중들이 살아갈 길이다
朝鮮の民衆たちが生きていく道だ…

kyonsu_ep5_honnne_6.jpg

수많은 청춘들이 뜨거운 피를 바쳤지만
多くの青春が熱い血を捧げたが
세상이 조금이라도 변했나?
世の中は少しでも変わったか?
민중들은 여전히 무식하고 미개하고 무능해
民衆達は相変わらず無学で未開で、無能だ
지식인들은 여전히
知識人たちは相変わらず
피해의식과 열패감에 빠져있지
被害者意識と劣等感に落ち込んでいる
무지한 그들과 뭘 할 수 있겠나
無知な彼らと何ができるんだ
열등감에 빠져있는 그들이 도대체 뭘 할 수 있지?
劣等感に溺れている彼らが一体何ができる?

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일본을 인정하고
日本を認めて
그들의 적자가 되는 길만이
彼らの赤子になるだけが
진정한 의미의 해방이라는 생각이 들지 않나?
真の意味での解放だという 気がしないか?

kyonsu_ep5_honne_12.jpg

그래도 나는...
でも俺は…
가끔은 니가 그리웠다 이 개자식아!
たまにはお前が懐かしかった、この野郎!
뭔가 폼 나는 사연이 있었겠지
何かそうする事情があったんだろう
들을 준비가 되면 들어줘야지
聞く準備ができたら聞いてやろう
들어주고 위로해줘야지
聞いて慰めてやろう
그런 다음 술이라도 한 잔 같이 해야지
そんな後は酒でも一杯一緒にやろうって
그렇게 생각했었다고 이 개자식아!!!
そう思ってたんだ、この野郎めが!!!

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この時、スヒョンがワンに語った「言葉」は、このあとの物語で明らかになる事実によって、結果的に「嘘」となります。しかし、スヒョン@リュジン氏は偽悪的にふるまうのではなく、あくまで、真剣に、真摯に語り続けます。リュジン氏の深みのある演技によって、スヒョンの「言葉」は、単純な「嘘」とは思えない、植民地支配下での一つの「生き方」を語る言葉のように感じました。

スヒョンの「言葉」は、開国後の朝鮮半島における近代化の評価(植民地支配によって近代化が阻害されたのか、促進されたのか)にかかわる重大な問題を孕んでいます。また、三一独立運動(1919年)弾圧後の閉塞感を背景に、「無知な民衆」「被害者意識と劣等感に落ち込んでいるインテリ」など、希望ある未来が見えない中、植民地支配という現実を肯定して生きていく総督府官僚としてのスヒョンのような人々の姿を、一つの「生き方」として代弁しています。

kyonsu_ep5_honnne_13.jpg

もう一つ印象深いのは、ワン@カン・ジファン氏の優しさです。「密告」によって兄ミンを死に至らしめたスヒョンを「殺したいほど」憎んでいる(第1話シーン36)はずなのに、スヒョンに弁明の機会を与え、「たまにはお前が懐かしかった」「何かそうする事情があったんだろう」「聞いて慰めてやろう」「そんな後は酒でも一杯一緒にやろう」という言葉をぶつけるワン。この「酒でも一杯一緒にやろう」が、第8話シーン43のワンとスヒョンの居酒屋でのシーンにつながるんですよね。

 

第5話シーン3 寺でのスヒョンとワンの対決(容量の関係で編集しています)

リュジン氏とカン・ジファン氏の本格的な演技対決は、このシーンが最初です。「生きている間は二度と会わない」といいつつ、このあと彼らの対決は何度も見られます。2トップの真剣勝負、「京ス」の醍醐味だなー。



※記事の翻訳部分はna-mimさまのブログを参考にしています

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南半球プロジェクト撤収の件

torako様、「某元首相のように責務を放棄するな!」との叱咤と承りました。
あの方も、「元々、『器』ではなかった」などとと言われてますが・・・ 説明は自室にて。
スヒョンのこの時の台詞が、私の『夜想曲』の基調になっております。
リュジン氏の台詞の中身が、「妄想劇場」を後押ししたのは、マイ・リュジン史上初でした。
先日チラと「おもいっきりハイキック」なるドラマを見たら、ガング氏に似た方が!
よく見ると二枚目、でもとんでもなくはじけた男を楽しげに演じてらしたが、人違いかしら。

  • 投稿者: 御所
  • 2007/09/14(金) 12:47:07
  • [編集]

唇レポ キダリセヨ

御所さま
「叱咤」なんて、とんでもない…
長らく潜伏していたとはいえ、御所さまブログのファンの一人として、南半球Pの存続を切に願っております。
京城スキャンダルをきっかけに、カミングアウトして、自分で記事まで…(まぁ楽しんでやっているから、いいか…っと)リュジン氏の美質には自信があっても、ファンであることに自信のない、迷えるリュジンファンの精神を安からしめるのは、脳内妄想劇場だけだと信じておりますわ。
「ハイキック」、噂では、ストックでリュジン氏と背の高さを競った主演の方も出ていらっしゃるとのこと。ガング氏もですか!
リュジン氏の「唇レポート」実はものすごく気になっています!
期待しています。それでは、よき週末を…。

  • 投稿者: torako
  • 2007/09/15(土) 02:15:41
  • [編集]

自信が無いなんて・・・

torako様、リュジンファンの日本代表のエースとして胸をはってくださいませ!
このように美と知性を兼ね備えた飾り窓、もといギャラリーをお作りになったのですから。
リュジン氏も貴女様の方に、足を向けて寝られないはずです。
私が後進に道を譲る(?)決意をしたくらいの偉業ですもの。わはは。
でも、老兵は死なず、ただ身を潜めるのみ。(って、ずっとそうでした・・・) 
本日も出勤ですが、「唇レポ・ヒョンシク妻、衝撃の告白」編はあさってまでに仕上げます。
あ、ハイキックのガング似氏は、ゲスト出演ぽかったです、10分ほど観ただけですが。

  • 投稿者: 御所
  • 2007/09/15(土) 12:40:35
  • [編集]

torakoさん、こんばんは。
そうですよね、スヒョンのセリフは、あの時代に日本に服従してでも
そうとしか生きれなかった人々の代弁ですよね。
そしてスヒョンが実感していたことだとも思います。

ああ、スヒョン祭り、先を書かなきゃな~、もう秋だし、秋祭りですね。
すみません、「京ス」自体なかなか復習できておらず、進んでいません~(泣)
しばらくおまちくださいませ!

  • 投稿者: シベリア
  • 2007/09/15(土) 22:28:07
  • [編集]

長い足、素敵です

御所さま

リュジン氏が「足を向けて寝られない」なんて…あの長い足なら、足蹴にされてもかまいませんわ…。(メジャーで長さを測ってしまいそう)

週末は、たまっていた「英雄時代」を視聴しようと思っているんですが、何故かバタバタしていて、「希望歌」シーンもまだ見れず。
こんな状態なのに同居人に「白い巨塔見たいから、Mnet契約せよ」とは、なかなか言えません。海神も録画した状態で放置。

唇レポを楽しみにしています。ヒョンシク妻@セビン嬢は、最近、なかなか「迫力ある」大橋巨泉似の男性と結婚されたんですよね。
彼に比べれば、リュジン氏のお口に何を文句があるんでしょう?
あぁ、気になるわ…。

  • 投稿者: torako
  • 2007/09/16(日) 02:56:42
  • [編集]

真剣勝負!

シベリアさん おはようございまーす!
そうそう、このシーンのスヒョンの目が真剣で
こういうセリフを語る時は、どんな気持ちなのか、リュジン氏にインタビューしてみたいと思いました。
カン・ジファン氏とリュジン氏の一対一での演技対決、この後も何回もあるけれど、回を重ねるごとに、カン・ジファン氏が「成長」しているのを感じました。
最終話のスヒョンの下宿でのシーンなんか、リュジン氏を圧倒していたもの…。
2トップ二人の真剣勝負を復習するのも楽しみですね。

  • 投稿者: torako
  • 2007/09/16(日) 09:52:41
  • [編集]

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