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4・3事件と光州事件 岩波『世界』6月号

  • 2008/05/15(木) 00:00:00

5月8日発売の岩波書店の雑誌『世界』6月号に、4・3事件と光州事件の記事が掲載されていました。

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4・3事件については、ジャーナリスト角南圭祐氏のルポルタージュ。

◆「虐殺の島から大阪へ―済州四・三事件解明の取り組み―」

ルポは冒頭、大阪生野区で3月に開かれた、四・三事件の「証言会」からはじまります。ご存じの通り、生野区は3万人の在日コリアンが住む地域、そのうち、1万人が済州島の出身だということは、私も最近知りました。
四・三事件は長く語ることすらタブーとされていましたが、韓国の民主化の進展や、関係者の努力によって2000年頃からようやく真相究明がはじまり、2003年にはノ・ムヒョン大統領が初めて国を代表して、島民に謝罪しました。

ルポに登場する遺族会の康実(カンシル)会長の言葉が胸を打ちます。「暴徒」とされた島民による武装隊を親戚にもった康さんはこう語ります
「彼らは純粋で、韓国政府転覆を図るテロリストじゃない。ただ、主権のある統一国家の下で、腹いっぱい麦飯を食い、みんなが読み書きできる社会を願っただけ」

2月に李明博政権が誕生し、「済州四・三事件犠牲者名誉回復委員会」を廃止する方針が打ち出されました。また「四・三事件」を「武装反乱」と表現する韓国のニュー・ライト勢力による教科書も出版されているそうです。「日本での済州四・三事件への解明の取り組みも今後、韓国の逆コースの影響を受けないか心配だ」とルポは締めくくっています。

もう一つは、「光州5・18(華麗なる休暇)」のキム・ジフン監督の川本三郎氏によるインタビューです。

◆『光州5・18』監督 キム・ジフン 無名の市民の立場から「国民の痛み」を描く

これは、後日映画の感想を書いた時に紹介しますね…

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この記事に対するコメント

さっそく読みました

在庫のある書店がなかなか見つからずあきらめかけましたが、しかと立ち読みして参りました。監督のインタビューは「想定内」すぎていささか物足りなく感じましたが、「四.三事件」のルポルタージュは、思わず「仁王立ち読み」になるほどでした。情報をありがとうございました。

  • 投稿者: 御所
  • 2008/05/17(土) 12:55:42
  • [編集]

おぉ…仁王立ち読みとは…

御所さま
こんばんは~!最近、光州事件と4・3事件を対比して考えることが多いのですが、韓国での位置づけ(評価)の違いに時々愕然とすることがあります。
日本で例えれば(例えが不適切かも知れませんが)広島と沖縄のような…。
光州事件はその後の運動圏の人たちにとって、一種の「モニュメント」になっているのでしょうね。翻訳が適切だったかどうかわからないのですが、『世界』のキム・ジフン監督のインタビューで、光州事件を「思い出」と表現していたのが印象的でした。

  • 投稿者: torako
  • 2008/05/18(日) 02:00:10
  • [編集]

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