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第13話 ひとつめの十字架

  • 2008/03/21(金) 00:00:00

『どっぷり京城スキャンダル』アンケートも始まったので?再び「京ス」に戻ります。
10年前、1927年の東京…。東京に留学し、留学生を中心とした独立運動組織で活動しているソヌ・ミンとイ・スヒョン。

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新しく赴任する朝鮮総督に対するテロを計画している彼ら。1927年に「新しく赴任」といえば、1927年12月に朝鮮総督となった山梨半造総督(1864~1944)のことを指すのでしょうか。

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リュジン氏の机の右横の壁をよく見ると
ポスト・イットのようなメモが
たくさん貼ってあるんです(気になる…)
もしかして、セリフのカンペ?まさかね…

台本によれば、ミンとスヒョンはこの時、日比谷公園に向けて歩いていたようです。二人連れだって歩いていなかったのは、万一摘発された時にともに逮捕されないため…。(第13話シーン11)

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しかし、彼らの行動は「ある密告者」のために、日本の警察に把握されていたのでした。前を歩いていたミンの前に警官が立ちふさがります。
「ソヌ・ミン。お前らのテロ計画はもう霧散した。逮捕しろ!」警察は「ソヌ・ミン」の名前までマークしています。逃げられないと悟ったミンは、スヒョンに「逃げろ」と目配せします。戸惑うスヒョン…。「あいつも仲間か」と警察。スヒョンは警察に把握されていない…。

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とっさにミンは思い切った行動に出ます。警官の拳銃を奪い、その拳銃を何とスヒョンに向けながら、警官に聞こえるように「日本語で」叫びました。

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この汚い密告者、民族の裏切り者!

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あまりにも突然の出来事に呆然とするスヒョン。警官は背後からミンの背中を打ち抜きます。銃声とともに倒れるミン。スヒョンに最期に託したミンの言葉は、「心の中の叫び」…しかし、その言葉はその後のスヒョンの10年間を支配するものでした。

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살아… 너는 살아서…
生きろ…お前は生きて…
후배들에게 해방된 조선을 보여줘
後輩達に解放された朝鮮を見せてやれ
조국을 위해 살아줘…
祖国のために生き残れ…


この時の心情をのちにスヒョンは
ワンに正体が明らかになった時に告白しています

나…무서웠다.
俺は…恐ろしかった
도망가고 싶었어
逃げたかった
형이 나를 향해 총을 뽑아 들었을 때
ミン兄さんが俺の方を向いて、銃を抜いて向かった時
형이 나를 향해 도망가라고 눈으로 외쳤을 때,
兄さんが俺の方を向いて、逃げろと目で叫んだ時、
아…어쩌면 살 수도 있겠구나.
あぁ…とにかく生き残れるんだなって
비겁하게 안도했었어.
卑怯にも安心したんだ

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何という時代、何という運命なんでしょうか~。目の前で起こったこと、これからの自分の運命…スヒョンはミンの思いに応えて痛切の想いで「日本語で」叫びました。

て…天皇陛下万歳…
皇国臣民万歳…
天皇陛下万歳!
皇国臣民万歳!内鮮一体万歳!

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本当の密告者…それは、友人のチャンソクでした。ソヌ・カンとワンのもとに、ミンの遺骨を届けたチャンソクが実は「密告者」だったのです。(第13話シーン12)
拷問に耐えられず警察の言うがままに裏切者になってしまったチャンソク。ミンの事件を聞いたチャンソクはすぐに警察に駆け込み、スヒョンも自分と同じように組織を裏切った人間だと警察に告げたため、スヒョンはすぐに解放されたのでした。

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チャンソクの告白の後、スヒョンは先輩から、組織の指令として、この状況を利用し、親日派を偽装して高等文官試験を受け、朝鮮総督府に入るように命じられます。その任務はもともとソヌ・ミンがするはずだった任務だと。死んだソヌ・ミンのためにもスヒョンがするべきだと…。

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このやり取りは、放送では、留学生組織の集会が行われていたある部屋で交わされました。しかし、実は台本では、ちょっと違うんです。
スヒョンと先輩が向かい合った部屋でのシーンのあと、翌朝、スヒョンが一人で道を歩きながら、昨夜の先輩とのやり取りを回想するシーンとなります(第13話シーン14)
スヒョンは先輩から伝えられた辛い指令から逃れるように、泣きながら走り始めます。

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(台本ト書き)
悲しみと痛みから脱しようとするかのように
必死で走るスヒョン
走っているスヒョン、いつのまにか大人のスヒョンに変わる

왜 그랬어
なぜなんだ


ワンの声に、スヒョン、ハッと立ち止まる
後ろをパッと振り返るスヒョン
そこには悲しみと怒りでスヒョンを睨みながら立っているワンの姿

왜 그랬어! 왜 그랬어! 왜!!!
なぜなんだ!なぜなんだ!なぜ!!!

→「クロメド・サラガヤゲッチ」(第13話シーン15に続く…)


『京城スキャンダル』で重要な場面に印象的に使われていた、10年前と現実が交錯するシーン。確か、スヒョンとワンの再会シーン(第2話)でも使われていましたよね。
時間がなかったのか、現場の撮影の都合なのか、台本どおりにはならなかったみたいですが、10年前の苦悩や悲しみを背負いつづけているスヒョンを描くには、台本通りの方がより印象的だったのでは?なんて思いました。

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