スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第11話 アボジの面影 ヨギョンの「祈り」

  • 2008/01/04(金) 00:00:00

kyonsu_aboji_1.jpg

『京城スキャンダル』の中では、何度かナ・ヨギョン@ハン・ジミンさんの父に関する話題が出ていますが、第11話では、ソヌ・ワン@カン・ジファン氏に心奪われていく自分を戒めようと、ヨギョンが諧和堂にお父さんの写真を掲げるシーンがありました。(第11話シーン33)

kyonsu_aboji_2.jpg

結局、お父さんの写真が、ワンの顔に見えたりして、あまり効果はなかったようですが…。

kyonsu_aboji_5.jpg
11話までに出てきたヨギョン父の情報をまとめると…

kyonsu_aboji_3.jpg

◆ 臨時政府運動に参加していた
◆ 故郷の村で抗日蜂起を指揮したが、イ・ガングの裏切りで失敗し、満州に逃れた
◆ 10年前満州で亡くなった
◆ 一緒に臨時政府運動をしていた人が日本にいる

kyonsu_aboji_6.jpg

아버지 도와주세요
お父さん、助けてください
제가 유혹에 흔들리지 않도록 도와주시고
私が誘惑にぐらつかないように助けてください
시험에 들지 말게 도와주시고
試験(愛の革命試験?)に合格しないように助けてください
어떠한 시련에도 흔들리지 않는 강인함을 허락해주시고
どんな試練にもぐらつかない強靭さをお許しいただいて
지혜와 용기를 허락해주세요
知恵と勇気をお許しください

kyonsu_aboji_7.jpg

회유와 협박에 제 마음이
懐柔と脅迫に私の気持ちがぐらつくたびに
흔들릴 때 마다 저를 질책해주세요
私を叱責してください
아주 많이 혼내주세요
しっかり懲らしめてください

kyonsu_aboji_8.jpg
そして、この第11話シーン33の台本の「ト書き」では…
スヒョンとの関わりが…
수현은 여경의 아버지를 만주에서 본 적이 있습니다
「スヒョンはヨギョンのお父さんを満州で見たことがあります」

という説明がされていました。

kyonsu_aboji_11.jpg

어 어 언제 오셨어요?
いっいっいついらっしゃったんですか?

새로 생긴 신흥종굡니까?
新しくできた新興宗教ですか?

날도 더운데
僕も熱いので
나가서 시원한 음료라도 한 잔 같이 하시겠습니까?
外ですっきりした飲み物でも一杯一緒に飲みませんか?

kyonsu_aboji_10.jpg

드릴 말씀도 좀 있구요
ちょっとお話ししたいことがあるんです。


 

第11話シーン33
ヨギョンの「祈り」
スヒョンの突っ込み

※記事の翻訳部分はna-mimさまのブログを参考にしています

人物紹介のヨギョンの母 チェ・ハギ최학희 の項で、ヨギョンの父の名前を、torako妄想で勝手に羅錫憶(ナ・ソクオク)とましたが、それには理由があって…どうしてもヨギョン父とイメージが重なってしまう実在の人物がいるんです。

kyonsu_aboji_12.jpg
その実在の人物とは?
羅錫疇 나석주 ナ・ソクチュ(1892~1926)


ナ・ソクチュは黄海道戴寧(現在北朝鮮黄海南道)出身の独立運動家。1914年に間道に渡り、新興武官学校(満州間道地域に作られた武装独立運動のための軍事教育機関)で4年間訓練を受けて帰国、1919年の三・一独立運動後、上海の臨時政府に軍資金を送ったり、警察駐在所を襲うなどして、中国に亡命。亡命後、河南省で軍官学校を卒業後、義烈団(의열단 イヨルダン)に入り活動しました。

1926年12月東洋拓殖株式会社と朝鮮殖産銀行襲撃のため朝鮮入りし、12月28日、朝鮮殖産銀行に爆弾投擲、東洋拓殖株式会社にでは関係者を射殺した後爆弾投擲しましたが不発に終わり、東洋拓殖株式会社の向かい、黄金町二丁(現在の乙支路二街)で日本警察と銃撃戦の果てに自殺しました。

ヨギョンの父は故郷の村での武装蜂起が失敗に終わった後、満州にわたり、そこで亡くなっています。京城に戻って、総督府を震撼たらしめる事件を起こした羅錫疇とは、その最後は違います。もし、ヨギョンや母が羅錫疇のような重大事件を起こした人間の近親者ならば、普通に京城で書店を営んだり、個人で夜学を開校するなんて無理でしょう。
しかし、それまでの経歴やこのシーンで出てきた写真を見ると、脚本家がヨギョンの父のイメージをつくる上で羅錫疇を念頭に置いているのかな?というような気がしてなりません。

台本のト書きで書かれたヨギョンの父とスヒョンとの満州での関わりは残念ながら、放送での説明や関連する場面はありませんでした。ソヌ・ワンの兄ミンを「密告」し、朝鮮総督府の官吏に登りつめたスヒョンは、なぜ?いつ満州に行ったのか?どのような関係で、ヨギョンの父に会ったのか…。

そういえば、スヒョンは最初に京城に赴任した時、すでにナ・ヨギョンを「知っている」ようでしたね…。(鐘路署でヨギョンの履歴を調べて、すぐに諧和堂書店に行っています)
キム・タックが酔った時に必ず話す「義烈団」「鐘路警察署投擲大事」…ヨギョンの父も義烈団員だったのでしょうか?そしてスヒョンの正体は?


リュジン氏新作「엄마가 뿔났다」少し延期になるかも?

1月中旬からスタート予定の「オンマが怒った」(KBS週末ドラマ・50話予定)の脚本家、韓国の「橋田壽賀子」的存在キム・スヒョンさんが12月21日、乳ガンの手術を受け、27日退院したそうです。幸い初期の症状で、2~3週間の延期でドラマそのものはスタートできる様子。韓ドラ、特に長期に渡る作品は脚本家が大変ですよね。体調を万全に整えて、クランク・インしてくださいね~。

…しかし、リュジン氏は、キム・スヒョンファミリーの一員なんだろうか?以前にも『私の恋人誰かしら』(2002KBS)に出演しているし、以前からずいぶんラブコールかかってたみたいだし。…とすれば橋田ファミリーの中では、誰のポジション?前田吟?三田村邦彦もそうだったっけ?橋田ファミリーってあまり見てないから知らないんですよね???

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

新興学校、ついでにお尋ね

「アリランの歌」のキム・サンもこの学校に正式には18歳以上のところ、泣きついて15歳で入学していました。(岩波、pp.104-105) 注(pp.396-397)によれば、1910年頃、新興講習所、1912年新興中学校、1919年新興武官学校、1920年末、日本軍の間島出兵にて解体。

「間島」については、間土、墾土、墾島、艮土、艮島(艮うしとら、東北の意)などいろいろあったとのこと、また「間島」が定着したのは1934年「満州国」の「間島省」になってからのようです。姜在彦「満州の朝鮮人パルチザン」(青木書店、p.15)より。なお朝鮮人が住民の8割以上を占める北間島(東満地方)では、1932年12月から1936年2月まで続いた反「民生団」闘争により、党では区書記長以上、軍では連長以上のほとんどの朝鮮人幹部が粛清され(430余名)、革命組織は満身創痍となり、抗日パルチザン戦を支える大衆的基盤が失われてしまったとのこと。1937年の北間島は、シビアな状況にあったようですね。

torakoさん。つかぬことをお伺いしますが、上記の「台本」はどうしたらゲットできるのでしょうか?

  • 投稿者: ポクギ
  • 2008/01/04(金) 03:02:00
  • [編集]

Moby Dickと復活

ポクギさん
おはようございます!
間道出兵、淡々と書かれていますが、キム・サンの初恋の結末には愕然としました。これが現実なんでしょうね。
ヨギョン父の世代(キム・タックが少し下かな)の活動は想像まだむしろ想像しやすいのですが、表に出ていないスヒョンの活動をどう想像しようか、『アリランの歌』を読みながら悩んでいます。

あっ!そういえば『MobyDick』が書棚に並んでいるのをやっと見つけました!衛劇版第4話をTVの大きな画面で見ている時に…。ポクギさんはPC視聴ですよね。よく気がつかれましたね~。スゴイ。
トルストイの『復活』の翻訳『海棠花』(朝鮮語訳だけがこの題を採用したのか、日本語訳もそうだったのかがわかりませんが…)の本をヨギョンが手にしているのにも、今回はじめて気がつきました。

台本の入手は、『京城スキャンダル』公式ホームページのタシボギ(VOD)が公開されているページの一番右端の文書のアイコンが「台本」です。
http://www.kbs.co.kr/drama/seoulscandal/view/view/index.html
1~16話全て揃っていて、ト書きも含めて全て書いてありますよ。(でも時々、実際ドラマでのセリフと合わないところがあります。アドリブ?)やっかいなのは、コピー&ペーストができないこと。
めざす部分の台本をプリントスクリーンで画像として保存して、プリントアウトして読むしかないんですね~。
タシボギを見るにはKBSの会員登録が必要ですが、台本の閲覧だけでしたら会員登録をしていなくても可能だったと思います。
KBS会員登録の方法は下記のサイトを参照してください(下の方は少し情報が古いですが、丁寧に説明されています)
http://www.rbbtoday.com/column/cho/20050525/
http://www.altasia.org/kbs_kanyu/kbs_kanyu1.htm

  • 投稿者: torako
  • 2008/01/04(金) 11:44:57
  • [編集]

ありごとうございました。

台本は登録なしで読めますね。
ヨギョンがトルストイの「復活」を手にしていましたか。キム・サンもトルストイが大好きだったようですね。(岩波、pp.365-369) 「復活」はとりあげてませんが。ただ岩波 p.369の5行目、変でしょ。安藤次郎訳は「かれは一度しか見たくないようなものは、けっして読まなかった」です。やばい、細部へのこだわり。
細部ついでに、チラシのセギが、サチコの相手をしている時に、キム・タックとワン・ゴルが手にしていた新聞、たしか「大阪毎日・朝鮮版」だったような。

表に出ないスヒョンの活動ですか。「地下活動の手引き」のようなものですか?う~ん。ちょっとした文書管理の原則みたいなことは、大西巨人の「神聖喜劇」第1巻にあったような。東京に出張されたら、新宿の「模索舎」(HPあり)を覗いたら、そのテの文献があるかも。

  • 投稿者: ポクギ
  • 2008/01/04(金) 17:59:27
  • [編集]

細部への旅

ポクギさん
こんばんは!台本読めてよかったです。
ト書きを読んでいくと面白いとは思うのですが、私はもっぱらna-mimさまの訳との対照で役者さんの発音を楽しむだけですね~。

「一度でも見たいと思ったものについて、彼は絶対読むことをしなかった。」
私は、素直にその前段を受けて、観念ではなく、自然をあるがままに受け入れるために、余計な予備知識を排除したのかと思いました。
さて…これはニム・ウェールズの原文がどうなっていたかに行き着きますね~。
「細部へのこだわり???」
衛劇版「京ス」もそういう意味では目の毒なんです~。
アナキズムカレンダー2008ちょっと興味あり?

  • 投稿者: torako
  • 2008/01/05(土) 02:17:55
  • [編集]

目の毒

「読む」に限定したものではなく、まず「見る」こと。そちらが正しいですね。松平いを子訳は、安藤次郎訳を踏まえている「はず」でしょうから。「読み返したいと思うものしか読まない」という脈絡でした。

衛劇版「京ス」。是非、あちこちで足をとられてください。
今日から仕事です。

  • 投稿者: ポクギ
  • 2008/01/05(土) 08:00:04
  • [編集]

風邪ひきました…

ポクギさん
今日からお仕事ですか…ごくろうさまです!

私は、今年はラッキーなことに月曜日からですが、この半年、風邪一つひいたことがなかったのに、見事に休日5日目にして病人になりました…。
年末に、職場の同僚に「torakoさん、いつも正月に風邪ひくでしょ!」と予言されていましたが…。

こんなことでは、厳冬期の玄界灘には耐えられない?
2月に関釜フェリーに乗ろうかと画策中ですが…うーん、寒いかな~。
コビー&ビートルも年末に漂流したみたいですし、冬の海は厳しいですね。
仕事始めに向け、リハビリが必要かも。

  • 投稿者: torako
  • 2008/01/05(土) 17:13:38
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。